神奈川県横浜市、港北ニュータウンというベッドタウンの中に食べログスイーツランキングで『全国6位』(2019年12月30日現在)に位置する大人気のパティスリーがあります。
そのお店は「スイーツガーデンユウジアジキ(SWEETS garden YUJI AJIKI)」さんです。
今回は、お店についてと、26種類のケーキを食べた中で、是非、オススメしたいケーキの一部を紹介していきたいと思います。
「スイーツガーデンユウジアジキ(SWEETS garden YUJI AJIKI) 」さんについて
先述の通り、食べログスイーツ全国6位というランキング上位に位置しています。(2019年12月30日現在)
また、それ以外にも【食べログスイーツ百名店2019】、【The Tabelog Award 2019 Bronze】を受賞されています。
・お店の場所
お店の最寄り駅は横浜市営地下鉄グリーンラインの「北山田駅」です。
駅の一番出口をから北山田交差点に向かって歩き、ファミリーマートを左に曲がってすぐのところにお店があります。
このように、電車でのアクセスは良好です。
また、駐車場も完備されていて、お店から1~2分のところに10台ほどまで停められる駐車場が設けられています。
お店は白色を基調としたもので、とても大きく店名のプレートが掲げられているので、迷うことはないと思います。
・オーナーシェフ「安食 雄二」さんの経歴
1986年に、武蔵野調理師専門学校を卒業された後、練馬区の「ら・利す帆ん洋菓子店」、葉山「鴫立亭」で勤務されました。
1993年に、26歳のときにオープニング製菓主任として、「横浜ロイヤルパークホテル」に入社。
30歳で、フランスに渡り、「イッサンジョー国立製菓学校」で学ばれました。
帰国後、オープニングスーシェフとして、自由が丘の「モンサンクレール」に入られ、2001年にはたまプラーザの「デフェール」のオープニングをプロデュース、シェフパティシエに就任されています。
そして、2010年に「スイーツガーデンユウジアジキ」をオープンされ、2020年には10周年を迎えられます。
また、パティシエ活動と並行してサーファーとしても活躍しており、日本サーフィン連盟(NSA)グランドマスタークラス4級を所持されるといった意外な一面をお持ちです。
・「安食 雄二」シェフの賞歴
以下のような素晴らしい受賞歴があります。
1990年 東日本洋菓子作品展 優勝
1991年 ジャパンケーキショー 実技部門 銅賞
1994年 東日本洋菓子作品展 優勝
1995年 グランプリ インターナショナル・マンダリンナポレオンコンクール 日本予選大会 優勝
1996年 グランプリ インターナショナル・マンダリンナポレオンコンクール 世界大会 日本人初の優勝
特にこのインターナショナル・マンダリンナポレオンコンクールの審査員には、ベルギー王室御用達のショコラティエの「ピエールマルコリーニ」氏などがおられ、実力、名実ともにそうそうたるメンバーに認められての受賞。
これでも一部しか書いておらず、この受賞歴からもすごい方というのがわかりますね!
・お店の情報など
店名:スイーツガーデンユウジアジキ(SWEETS garden YUJI AJIKI)
住所:神奈川県横浜市都筑区北山田 2-1-11 ベニシア 1F
営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜・火曜、臨時休業あり
電話番号:045-592-9093
地図:https://yahoo.jp/eNEhKr
HP:http://www.yuji-ajiki.com/
「スイーツガーデンユウジアジキ(SWEETS garden YUJI AJIKI)」さんのオススメのケーキについて
シュークリーム食べた〜い
・シュークリーム食べた〜いの説明
クッキーシューに低温殺菌牛乳と卵黄をたっぷりと使ったふわふわのカスタードクリームと生クリーム。(説明書きより)
・シュークリーム食べた〜いの構成
構成:(上)シュー生地+生クリーム+カスタードクリーム+シュー生地(下)
・シュークリーム食べた〜いを食べての感想
ザクザクっとした食感が楽しいクッキーシュー生地の下に潜むのは生クリーム。
その生クリームは軽めの舌触りで、ミルク感がしっかりとして美味しい。
生クリームの下にあるのは卵黄がたっぷり濃厚なカスタードクリーム。
ふわふわ感がたまらなく、卵のコクも生クリームとの相性もよいですね!
モンブラン
・モンブランの説明
フランス産マロンペーストと生クリームの口どけの良いモンブラン。(説明書きより)
・モンブランの構成
構成:(上)マロンクリーム+生クリーム+マロンペースト+メレンゲ生地(下)
・モンブランを食べての感想
見た目は、マロンクリームを十文字に絞ったごく普通の形になっているので、シンプルなモンブランかなと感じますが、隠し味にラムが効いていました!
そのマロンクリームは舌触りまろやかで、ラム酒の香りはあとからほわっとやってくるのが言葉にできないほどクセになりますね。
中の生クリームのミルキーな味わいもマロンを引き立ててくれ、最後にメレンゲのサクッとした軽やかさにより非常に食べやすかったです。
レモンのショートケーキ
・レモンのショートケーキの説明
フレッシュのレモン果汁で作ったカスタードクリームと生クリームを重ねたシンプルなショートケーキです。(説明書きより)
・レモンのショートケーキの構成
構成:(上)生クリーム+スポンジ生地+カスタードクリーム、生クリーム+スポンジ生地+カスタードクリーム、生クリーム+スポンジ生地+カスタードクリーム、生クリーム+スポンジ生地+カスタードクリーム、生クリーム+スポンジ生地(下)
一定の構成が何回か繰り返しとなっていて、徐々に味わいが強くなるように工夫されているのですね。
・レモンのショートケーキを食べての感想
随所に使われた甘さが控えめになっている生クリームはミルクな軽い舌触りで、瑞々しい桃との相性もバッチリです。
その中のレモン果汁の酸味が甘味に対して、アクセントになっていて、爽やかさを感じられます。
底にはしっとり感のあるスポンジ生地で、生クリームなどをうまく包んでくれてました。
レモン果汁が生クリームやスポンジとうまく調和している夏を感じさせるケーキです!
チョコレートケーキ
・チョコレートケーキの説明
3種のチョコレート生地、3種のチョコレートクリームを使用。(説明書きより)
6層それぞれが異なる味わいが楽しめる非常に手の込んだチョコレートケーキです。
・チョコレートケーキの構成
構成:(上)クレーム・ショコラ+シフォン・ショコラ+クレーム・ムースリーヌ+ジェノワーズ・ショコラ+シャンティ・ショコラ+クラシック・ショコラ(下)
- クレーム・ショコラ(軽めのガナッシュクリーム)
- シフォン・ショコラ(チョコシフォン生地)
- クレーム・ムースリーヌ(濃厚なバター入りチョコクリーム)
- ジェノワーズ・ショコラ(チョコスポンジ)
- シャンティ・ショコラ(3種のチョコ使用クリーム)
- クラシック・ショコラ(濃厚!チョコ生地)
・チョコレートケーキを食べての感想
上部分はガナッシュクリームや、シフォン生地やチョコクリームで軽く仕上げられています。
下に食べ進めて行くほど、チョコレートの濃厚さを味わえる仕上がりとなっていて、濃厚なガトーショコラも、ふんわり軽いシフォンケーキも一度に食べられるという構成です!
一つのケーキで色々なチョコレートケーキを食べたような気分になれる、そんなケーキです!
サントノーレ
・サントノーレの説明
南米産トンカビーンズの香りの生クリームと餡かけしたシュー生地。中心にバニラのブリュレをいれました。(説明書きより)
・サントノーレの構成
構成:(上)生クリーム+シュー生地+クリーム+タルト生地(下)
ほんのりと香る、可愛らしいシュー生地が3個のっかっていて、その上に生クリームがたっぷりで美味しそうですね~。
・サントノーレを食べての感想
サントノーレの主役であるシューはサクサクっとした皮の中から出てくる、トンカの香りがただようクリームがたまりませんね!
そのシューの奥に潜んでいるバニラのブリュレがとても香ばしく、口内から幸せを感じることができます。
サオトボルージュ
・サオトボルージュの説明
フランボワーズの酸味の効いたチョコレートケーキ。レンジで20秒ほど温めると中心のピスタチオガナッシュがとろりとして美味!(説明書きより)
「サオトボルージュ」はフランス語で『噴火口』という意味で、断面を見てみるとその名前がつけられた理由がよくわかります。
・サオトボルージュの構成
構成:(上)チョコクランチ、チョコレートムース+ピスタチオガナッシュ+フィアンティーヌ生地(下)
・サオトボルージュを食べての感想
まさに噴火口が吹き出すようなチョコレートムースはムースならではのとろけるような舌触り。
その上にトッピングされたサクサクのチョコクランチと合わせて、まずはチョコケーキらしさを感じさせてくれます。
ピスタチオガナッシュはピスタチオの香りに加えて、フランボワーズが入っており、このあま酸っぱさがアクセントになっていて、単純なチョコレートケーキとの違いを見せてくれます。
ガトーショコラに近いようなものですね。
下のフィアンティーヌ生地で、チョコフレークのような食感なので、チョコムースやガナッシュと合わせて食べると様々な味わいが楽しめました!
アールグレイ
・アールグレイの説明
アールグレイのサブレ、生地、ショコラムース。くぼみにアールグレイのソースを流しました。紅茶の香り豊かな一品。(説明書きより)
・アールグレイの構成
構成:(上)アールグレイのソース、ショコラムース+アールグレイのサブレ生地(下)
・アールグレイを食べての感想
アールグレイのソースがシズル感を出していて、美味しそう!!
紅茶の香りとともにその濃厚さが美味しいアールグレイのソースは、ショコラムースとの組み合わせもいい感じですね。
ショコラムースも舌触りはなめらかで、チョコの風味もしっかりと味わえ、アールグレイの香りにも負けていません。
最後をしめるのはアールグレイのサブレ生地。
サクサクとした食感がソースやムースと一線を画していて、上から下から食べても紅茶の味わいを味わうことのできるケーキでした。
タンゴール
・タンゴールの説明
さっくりとしたココナッツサブレ、口どけのよいチョコレート生地を土台にホワイトチョコレートムース、上にフレッシュのオレンジをのせました。(説明書きより)
真っ白なホワイトチョコムースの上に鮮やかなオレンジがのっており、美しいとともに爽やかな香りがしていました!
・タンゴールの構成
構成:(上)オレンジ+ホワイトチョコレートムース+チョコレートムース+ココナッツサブレ生地(下)
様々な色合いで、断面も綺麗ですー!
・タンゴールを食べての感想
まろやかな舌触りのホワイトチョコレートムースは優しい味わい。
甘味が存在感を示す中、トップのオレンジの酸味がアクセントとなっており、とても食べやすいです!
さくさくとしたココナッツサブレ生地は食べるごとに口の中にココナッツのあの食欲を掻き立てる風味がひろがり、ムースとのコントラストがあって美味しかったです。
ムースの優しい味わいに、サクサクココナッツの風味、そして、
オレンジの酸味が一体となっており、ムース一辺倒のケーキではないところが素晴らしいです。
プランタン
・プランタンの説明
レアチーズクリーム、3種のベリーのコンポートとアーモンドタルト。(説明書きより)
花のようにも、卵のようにも見えるチョコレートの飾りが美しいですね!
・プランタンの構成
構成:(上)チョコレートの飾り+レアチーズクリーム+3種のベリー(苺、フランボワーズ、ブルーベリー)のコンポート+アーモンドのタルト生地(下)
チーズの香りがほのかにしてきました。
・プランタンを食べての感想
チョコレートの飾りの下にこんもりと盛られたチーズクリームは、ホイップのような軽やかな舌触り。
同時にチーズのコクと柔らかな酸味があり、甘さは控えめになってはいますが、”レアチーズケーキ”のような美味しさです。
土台になっているのは、3種類のベリーの果実を挟んで、カスタードクリームを薄く塗った厚みのあるタルトです。
サクッとフォークでも切れる固さで中にカスタードの卵のコクに加えて、ベリーのさわやかな酸味とのバランスがいいですね。
パーツそれぞれが美味しいのですが、レアチーズクリームがベリーとタルトをうまく、一つにまとめていて、とても美味しかったです!
淡い酸味のレアチーズクリームが果実感のあるベリーのコンフィチュールとサクサクのタルトをうまくひとくくりにしていて、チーズタルトが好きな方にオススメのケーキです。
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