2020年1月26日(日)に開催された「甘党スイーツシェア会THE BEST OF PATISSERIE 2019」に参加し、選ばれた11店舗のパティスリーのスペシャリテを食べてきました。
今回、紹介するのは、『スイーツを語らせたら右に出るものはいない』、という方々が推薦するお店ばかりなので、是非、お店に足を運んで様々なケーキたちを味わってみてください!
- 『THE BEST OF PATISSERIE 2019』について
- シャンドワゾー(Chant d’Oiseau) ミゼラブル
- リョウラ(Ryoura) スワイユ
- パティスリーホソコシ(Patisserie Hosokoshi) レンヌ
- アステリスク(ASTERISQUE) ミラージュ
- アテスウェイ(a tes souhaits!) モンブラン
- パティスリーカメリア銀座(Patisserie Camelia Ginza) ミュウ
- エーグルドゥース(AIGRE DOUCE) カスレット
- パティスリー&カフェ デリーモ(Patisserie & Cafe DEL’IMMO) デリーモ
- パティスリートレカルム(Patisserie TRES CALME) モンブラン
- ブロンディール(Blondir) デリスピスターシュ
- パティスリー リョーコ (PATISSERIE RYOCO) ジャポネ
- スイーツ好きが厳選したパティスリーとそのお店のスペシャリテでした
『THE BEST OF PATISSERIE 2019』について
このイベントは、「甘党スタイル」の編集長をされている「ヒキノトオル」さんが主宰する、みんなでスイーツの食べ比べをする好評企画「甘党スイーツシェア会」です。
今回はこのように11店舗からそれぞれお店を代表するスペシャリテが1種類ずつ並びました。
それでは、第1位から順番にお店のスペシャリテとお店について、紹介していきたいと思います。
シャンドワゾー(Chant d’Oiseau) ミゼラブル
栄えある第1位に輝いたのは埼玉県川口市の「シャンドワゾー(Chant d’Oiseau)」さんです。
お店のスペシャリテはもちろん「ミゼラブル」です。
「シャンドワゾー(Chant d’Oiseau)」さんは、伊勢丹新宿店のマパティスリーにも定期的に催事出店されているので、ご存じの方も多いと思います。
ちなみに2020年は2月5日(水)から14日(金)まで出店の予定となっています。(現在は終了しています)
バレンタインが近いこともあって、チョコレート商品がメインとのことですが、ケーキ類などもあるのもしれません。
お近くにお越しの際は、是非行ってみてください!
ミゼラブルの説明
フランス産の発酵バターのみを使用し、ブルターニュ産の岩塩とラムレーズンをアクセントにしたベルギーの伝統菓子。
お値段は、491円(税別)となってます。
ミゼラブルの断面と構成
(上)バタークリーム+アーモンドのダックワーズ生地+
バタークリーム+アーモンドのダックワーズ生地+ラムレーズン入りバタークリーム+アーモンドのダックワーズ生地(下)
ミゼラブルを食べての感想
前回、このケーキを食べたのは、2017年になるのですが、食べたときの味わいが今でも強烈に残っています。
やっぱり、この濃厚で、まろやかな舌触りのバタークリームが最高ですね!
高級な発酵バターということもあって、食べ進めていても全く重たくなく、海塩の塩気もアクセントになり、これまた絶品の美味しさとなっています。
そして、ラムレーズンの芳香な風味とレーズンの果肉の食感も、バタークリームととても相性がよく、食べやすくしてくれていました。
そこにアーモンド風味が豊かなダックワーズ生地のしっとりとした食感がバタークリームやラムレーズンを包み込んでくれて全てを一緒に食べるとこの上ない美味しさが口の中に広がってきます!
このレーズンバタークリームだけを販売して欲しいくらいの美味しさとなっていて、パンにぬって食べたら最高だろうな-、と感じました。
これは、もう自分が今まで食べたケーキの中で、No.1と言ってもいいくらいのもので、スイーツ好きが選ぶお店、第一位のスペシャリテにふさわしいケーキです!
補足情報として、2019年のマパティスリーでは、このレーズンバタークリームを使った「ミゼラブルバターサンド」が販売されており、そのあと、お店でも販売を開始されたという情報がありました。
現在も販売されているのかどうかは不明なところなので、お店に行って確認してきたいと思います。
「シャンドワゾー(Chant d’Oiseau)」さんについて
埼玉県川口市にあるこちらのお店は、食べログの『スイーツ百名店EAST2020』に選出されたパティスリー、ショコラトリーとなっています。
オーナーである「村山 太一」さんは、名店である「アカシエ(Acacier)」で修行され、チョコレートの本場、ベルギーで経験を積まれました。
このような経歴からも、「ミゼラブル」に代表されるようなケーキ以外にも、チョコレートに関して自信があることがうかがえます。
お店の最寄駅はJR京浜東北線、宇都宮線「川口駅」です。
駅の東口から川口駅東口交差点を過ぎ、六間道路を進み、中央道路と交わる交差点を左に曲がり、さらに八間通りと交わる交差点を左に曲がってしばらく進むと右手にお店が見えてきます。
店名:シャンドワゾー(Chant d’Oiseau)
住所:埼玉県川口市幸町1-1-26
営業時間:10:00~20:00(売り切れ次第終了)
定休日:不定休
電話番号:048-255-2997
公式HP:https://www.chant-doiseau.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/chant_doiseau_/
公式Facebook:https://www.facebook.com/patisserie.chant.doiseau/
「村山 太一」シェフについて
春日部市の「パティスリー シェーヌ(PATISSERIE Chene)」、浦和の「アカシエ(Acacier)」でそれぞれ勤められたあと、ベルギーへと渡られました。
ベルギーでは「Patisserie Yasushi Sasaki」をはじめ、老舗のショコラトリーで腕を磨かれました。
帰国後、2010年に「シャンドワゾー(Chant d’Oiseau)」をオープン。
さらに2017年には、「シャンドワゾー(Chant d’Oiseau)」から徒歩1分のところに、アイスクリームとショコラの専門店である「シャンドワゾー グラシエ ショコラティエ(Chant d’Oiseau GLACIER CHOCOLATIER)」を開店されました。
リョウラ(Ryoura) スワイユ
第2位は、世田谷区用賀の「リョウラ(Ryoura)」さんです。
スワイユの説明
メレンゲ生地の上に、ベリーのジュレとチョコレートクリームをのせ、その周りをピスタチオのムースリーヌでおおったピスタチオケーキで、お店のスペシャリテです。
スワイユの断面と構成
(周囲)ピスタチオのムースリーヌ+チョコレートクリーム+チェリーとブラックベリーのジュレ+アーモンドのメレンゲ(下)
スワイユを食べての感想
味わいのメインとなっているのは、表面周囲のピスタチオのムースリーヌで、バタークリームを混ぜ込んであるため、よりピスタチオの濃厚な味わいが感じられます。
そういったことから重たいと思われますが、中のチェリーとブラックベリーのジュレの酸味がそれを和らげる役割を果たしており、食べやすい感じになっていました。
そして、チョコレートクリーム自体の味わいはピスタチオのムースリーヌと比べて、弱いもので、ムースリーヌとジュレの橋渡し的な役割かなと思いました。
最後にアーモンドのメレンゲはサクサクっとした食感が美味しく、これらを総合すると軽やかに食べ進めることができるピスタチオケーキで、ピスタチオが好きな方に是非、オススメ!
「リョウラ(Ryoura)」さんについて
東京都世田谷区の用賀にあるこちらのお店は、『パティスリー界のピカソ』と称される「ピエール・エルメ」氏のもとで学ばれた「菅又 亮輔」さんがオーナーパティシエを務められています。
お店の最寄駅は、東急田園都市線「用賀駅」です。
「用賀駅」の北口から右側の道を進み、 約150mほど歩いて行くと、右手に全体的に青の色合いの店が見えてきます。
店名:リョウラ(Ryoura)
住所:東京都世田谷区用賀4-29-5 グリーンヒルズ用賀ST 1F
営業時間:11:00~19:00(日曜・祝日は変動あり)
定休日:不定休
電話番号:03-6447-9406
公式HP:https://www.ryoura.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/ryoura_1021/
公式Facebook:https://www.facebook.com/ryoura2015
「菅又 亮輔」シェフについて
和洋菓子店のご家庭にお生まれになり、高校卒業後にパティシエの道に進まれ、26歳のときにフランスへ渡られました。
フランスでは、ノルマンディ、アルザス、パリと各地で、3年にわたり修行ののち帰国。
帰国後は、「ピエール・エルメ・サロン・ド・テ」にておいて、スーシェフを務められ、「ピエール・エルメ」氏の『お菓子作りに対する考え方、味の組み立て方、独創性』などを学ばれ、それがお菓子作りのもとになっています。
2007年12月にオープンした都立大学の「ドゥーパティスリーカフェ(D’eux Patisserie-Cafe)」で、6年間シェフパティシエを務めたのち、2010年春には2号店である「ドゥーパティスリー ア トーキョー(D’eux Patisserie a Tokyo)」を東京駅構内にオープン。
看板商品のマカロン、ケークの他、本格的なフランス菓子を求めるファンが通う人気店となっていました。(現在は、両店ともに閉店となっています)
そして、2015年10月に「リョウラ(Ryoura)」をオープン。
パティスリーホソコシ(Patisserie Hosokoshi) レンヌ
第3位は、東京都杉並区の「パティスリーホソコシ(Patisserie Hosokoshi)」さんです。
レンヌの説明
自家製ローストヘーゼルナッツのダックワーズ。
ビターなクレームブリュレショコラと塩キャラメル。
カカオ分41%のミルクチョコレートムース。
キャラメルコーティング。
「細越 誠」シェフがフランス修行時代に、尊敬するトップシェフである「ローラン・ル・ダニエル」氏から学んだバターや塩の使い方に関する【キャラメルの奥義】をふんだんに取り入れた思い入れのあるお店のスペシャリテとのことです。
レンヌの断面と構成
(周囲)キャラメルソース+クレームブリュレショコラ+塩キャラメル+ダックワーズ生地(下)
レンヌを食べての感想
味わいのメインとなっているのは、ほろ苦さが目立つキャラメルソースと中の塩キャラメルですね。
この塩キャラメルがかなり強めの塩気となっていて、キャラメルやショコラのビターさを引き立てて、よりそれぞれの部分の風味が強く感じられます。
そして、水分を吸っているダックワーズ生地はしっとりで、またローストナッツの香ばしさとコリコリとした食感が楽しいです。
キャラメルのほろ苦さやビターなチョコレートが好きな方は、美味しいと感じられるケーキになっていると思います。
「パティスリーホソコシ(Patisserie Hosokoshi)」さんについて
2019年1月9日にオープンし、まだ、1年以内にも関わらず、スイーツ好きの間で、絶賛され、第三位になった話題のパティスリーです。
「パリ・アルパジョンコンクール・ショコラ部門」で優勝され、「東京都洋菓子協会技術指導員」を務められている「細越 誠」さんがオーナーパティシエを務められています。
お店の最寄駅はJR中央総武線「西荻窪駅」です。
「西荻窪駅」の南口から西荻南二丁目の交差点を目指して進み、神明通りを駅とは反対方向に行くと通り沿いにお店が見えてきます。徒歩約10分ほどになりますね。
店名:パティスリーホソコシ(Patisserie Hosokoshi)
住所:東京都杉並区西荻南1-16-19
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日、第1・3水曜日、不定休(公式HPにて要確認)
電話番号:03-5344-9782
公式HP:https://patisserie-hosokoshi.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/patisserie_hosokoshi/
「細越 誠」シェフについて
1999年に、「エコール 辻 東京」を卒業後、フランス伝統菓子の名店である「パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ(PATISSERIE DU CHEF FUJIU)」(高幡不動)で「藤生 義治」シェフのもとで修行されました。
その後、渡仏、グラシエ「ローラン・デルモント」(プロヴァンス地方)、レストラン「ラ・フォンテーヌ・オ・ペール」(ブルターニュ地方)、ショコラトゥリー「デュラン」、パティスリー「ル・ダニエル」等の『MOF(フランス国家最優秀職人章)』を持つシェフの星付きのレストランにおいて経験を積まれました。
2004年に帰国後は、「パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ(PATISSERIE DU CHEF FUJIU)」でスーシェフとして、2017年には、シェフパティシエとして「パティスリー・ポール・サンセール」を立ち上げられました。
2019年1月9日に、「パティスリーホソコシ(Patisserie Hosokoshi)」を開店。
アステリスク(ASTERISQUE) ミラージュ
第4位は、東京都渋谷区、代々木上原の「アステリスク(ASTERISQUE)」さんです。
ミラージュの説明
米国で開催される国際的な製菓コンクールである「ワールドペストリーチームチャンピオンシップ(WPIC)2008」においての受賞作品となっているケーキです。
ミラージュの断面、構成
(上)チョコレートソース+オレンジのムース+チョコレートムース+チョコレートスポンジ生地(下)
ミラージュを食べての感想
くちどけまろやかなチョコレートソースとしっとりとした食感が持ち味のスポンジ生地のほんのりほろ苦さが主役となっています。
そこに柑橘系のさわやかな味わいのオレンジムースがアクセントで、これがとても食べやすい感じにしてくれていました。
通常ならチョコレートにはベリー系のフルーツを使っていることが多いのですが、このケーキはオレンジを使っているということで、新鮮な感じになっていて、是非味わってほしいケーキです。
「アステリスク(ASTERISQUE)」さんについて
東京都渋谷区の代々木上原にあるこちらのお店は、食べログの『スイーツ百名店Tokyo2019』に選出されたパティスリーです。
ミラージュの説明のところで書いた「ワールドペストリーチームチャンピオンシップ(WPTC)」の日本代表キャンプテンを務められ、数々のコンクールで受賞歴(詳細は以下の見出しを見てください)のある「和泉 光一」さんがオーナーパティシエを務められています。
店名の「アステリスク(ASTERISQUE)」は、記号の*(アステリスク)マークを指し、フランス語で、『小さい星』を意味します。
【小さくても皆で力強く輝き続けたい】、そんな意味が店名に込めていて、「和泉」さんのお店に対する思いが感じ取れます。
お店の最寄駅は小田急小田原線「代々木上原駅」です。
「代々木上原駅」の南口1を出て、井の頭通りから富ヶ谷方面に進み、上原三丁目交差点の手前にお店があります。
店名:アステリスク(ASTERISQUE)
住所:東京都渋谷区上原1-26-16
営業時間:ショップは10:00~20:00、カフェは10:30~19:00(L.O.は18:30)
定休日:月曜日
電話番号:03-6416-8080
公式HP:http://www.asterisque-izumi.com/
公式Facebook:https://www.facebook.com/AsterisqueIzumi
「和泉 光一」シェフについて
愛媛県にある和菓子屋さんを営むご家庭でお生まれ、幼少の頃からお菓子や料理に興味をもっておられたんだそうです。
日本菓子専門学校卒業後に、「成城アルプス」(世田谷区)、「花とお菓子の工房フランシーズ」(大阪堺市)で勤務され、2000年に「サロン・ド・テ・スリジェ(Salon de The CERISIER)」(調布市、現在は閉店)のシェフパティシエに就任されその後、長年勤められました。
そして、2012年に「アステリスク(ASTERISQUE)」をオープンという流れになっています。
アテスウェイ(a tes souhaits!) モンブラン
同率の第四位は、吉祥寺の「アテスウェイ(a tes souhaits!)」さんです。
ここのモンブランはとても大人気で、遅い時間にお店に行くと売り切れでないということがあって、なかなか食べる機会がなかったんですが、今回食べることができ幸せです!
ちなみに予約はできないので、ご注意くださいね。
モンブランの説明
アーモンドのメレンゲに、乳脂肪分47%のホイップクリームを絞り、洋栗のクリームで覆った、
中には和栗が入っていて、洋栗と和栗を別々に味わえる贅沢なモンブランです。
価格は680円(税込)です。
モンブランの断面、構成
(上)洋栗のクリーム+生クリーム+和栗+和栗のペースト+メレンゲ生地(下)
モンブランを食べての感想
通常、フルーツなどのアクセントを加えているモンブランが多いですが、こちらのモンブランは、シンプルに栗と生クリームしか使っていないので、栗そのものを存分に味わうことができるのが、嬉しいです!
洋栗のマロンクリームはまろやかさの主張があるもので、一方の粒状の和栗は、まさに栗といった強い風味を感じられ、それぞれを一度に味わえるのがウリです!
生クリームはくちどけ軽く、程よい甘さとなっていて、栗を主役にして、自身はわき役に徹している感じがしました。
これは、じっくりと1個を味わってみたいと思えるモンブランです。
「アテスウェイ(a tes souhaits!)」さんについて
吉祥寺にあるこちらのお店は、【全国】×【ケーキ】ランキングで『全国2位』(2020年2月5日現在)に位置し、食べログの『スイーツ百名店TOKYO2019』、先日発表された『The Tabelog Award 2020 Bronze』に選出されたパティスリーです。
『第16回 クープ・ド・フランス世界大会』で日本人初、総合優勝を成し遂げられた「川村 英樹」さんがオーナーシェフを務めておられます。
お店の最寄駅は第三位の「パティスリーホソコシ(Patisserie Hosokoshi)」さんと同じく、JR中央総武線「西荻窪駅」 です。
「西荻窪駅」の北口から神明通りに出て、東京女子大を目指して進んでいき、国道113号線と交わる交差点を左に曲がるとお店が見えてきます。
また、お店の横には二号店であるショコラとジェラートの専門店 「アテスウェイ グラスエショコラ(a tes souhaits! glace et chocolat)」なので、ご注意ください。
なお、店内は写真撮影が禁止となっています。
店名:アテスウェイ(a tes souhaits!)
住所:東京都武蔵野市吉祥寺東町3-8-8 カサ吉祥寺2
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜(月曜が祝日の場合は火曜お休み)
電話番号:0422-29-0888
公式HP:http://www.atessouhaits.co.jp/index.html
「川村 英樹」シェフについて
18歳の時に、「東京プリンスホテル」に入社され、2000年に渡仏されました。
フランス、ブルターニュ地方の4つ星ホテルである「グランドホテル テルメスマリーン」で勤務 され、2007年に「アテスウェイ(a tes souhaits!)」のオーナーシェフになられました。
また、2017年には「アテスウェイ グラスエショコラ(a tes souhaits! glace et chocolat)」をオープンされています。
パティスリーカメリア銀座(Patisserie Camelia Ginza) ミュウ
第6位は銀座の「パティスリーカメリア銀座(Patisserie Camelia Ginza)」さんです。
こちらのお店は、銀座という立地から洋菓子店では珍しく、深夜の2時まで営業されており、夜にスイーツが食べたいと思った時には重宝すると思います。
そんな時間に甘いもの食べる人はいないですか(笑)
ミュウの説明
ブラックベリーティーのチョコレートムースを使ったチョコレートムースのケーキです。
お値段は750円(税込)となっています。
ミュウの断面、構成
(上)チョコレートソース+チョコレートムース+チョコレートスポンジ生地(下)
ミュウを食べての感想
チョコレートソースはくちどけよく、ビターな味わいがかなり強いです。
一方で、中のまろやかな舌触りのチョコレートムースはビターな風味よりも甘さが勝っていてました。
そのムースにはブラックベリーティーの香りがアクセントになっていて、鼻を抜ける感じが美味しいですね!
「パティスリーカメリア銀座(Patisserie Camelia Ginza)」さんについて
高級なクラブなどが並ぶ夜の街、【銀座】という土地柄、深夜2時まで営業しているパティスリーで、シェフパティシエを務める「遠藤 泰介」さんは『クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2016』の飴細工部門で日本代表決勝出場など、素晴らしい経歴をお持ちです。
お店の最寄駅は東京メトロ銀座線「銀座駅」もしくはJR各線・東京メトロ銀座線「新橋駅」です。
駅から徒歩約10分ほどの花椿通り沿いにお店はあります。
店名:パティスリーカメリア銀座(Patisserie Camelia Ginza)
住所:東京都中央区銀座7-5-12 ニューギンザビル8号館1階
営業時間:14:00~翌2:00(平日)、13:00~20:00(土曜日)
定休日:日曜・祝日
電話番号:03-6263-8868
公式HP:https://patisserie-camelia.com/
「遠藤 泰介」シェフについて
専門学校を卒業後、もともとは料理人になることを考えておられたそうですが、「お菓子にはコンテストという華麗な世界がある」とお菓子作りに進路変更されました。
「ピエール・エルメ イクスピアリ」(舞浜)において、「ピエール・エルメ」氏の直弟子「クリストフ・ドラピエ」氏や「マチュー・カム」氏のもとで修行。
その後、「ザ・ペニンシュラ東京」に入社され、様々なコンクールに出場され、2018年に「パティスリーカメリア銀座(Patisserie Camelia Ginza)」のオーナーシェフになられました。
エーグルドゥース(AIGRE DOUCE) カスレット
第7位のお店は、目白の「エーグルドゥース(AIGRE DOUCE)」さんです。
カスレットの説明
シュー生地にクレームパティシエールとキャラメル風味のバナナを入れ、表面をキャラメリゼしたスペシャリテです。
カスレットを食べての感想
ベースはシュー生地にクレームパティシエールを使っていることから、シュークリームに近い感じです。
そこにほろ苦いカラメルとキャラメルで上品に仕上がりになっているので、とても新鮮味のあるもので美味しかったです!
「エーグルドゥース(AIGRE DOUCE)」さんについて
目白にあるこちらのパティスリーは、食べログの『スイーツ百名店Tokyo2019』に選出された都内でも屈指の名店です。
オーナーパティシエである「寺井 則彦」シェフは、『クープドモンドパティスリー部門』(2003年)にて第二位に入賞されたという実力者です。
お店の最寄駅はJR山手線「目白駅」と西部池袋線「椎名町駅」の2駅で、ともに徒歩圏内となっています。
「目白駅」からは目白通り沿いに学習院大学とは反対の方向に歩いて約10分。
「椎名町駅」からは南口から目白駅を目指して歩いて、約10分となっています。
店名:エーグルドゥース(AIGRE DOUCE)
住所:東京都新宿区下落合3-22-13
営業時間:テイクアウトは10:00~19:00、イートインは13:00~19:00
電話番号:03-5988-0330
「寺井 則彦」シェフについて
調理師学校を卒業後、「ルノートル」での勤務ののち、「ラミデュパン」(横浜)でシェフパティシエになられました。
その後、1991年から渡欧、「トリアノン」(フランスのアンジェ)、「ダム」(ベルギー)、「ジャック」(フランスのアルザス)、パリ「ジャン・ミエ」 (パリ)といったお店で修行され、「ル・コルドンブルー」のパリ・東京校において、シェフパティシエとして教鞭をとられました。
1996年には「オテル・ドゥ・ミクニ」で、シェフパティシエに就任され、2004年2月「エーグルドゥース(AIGRE DOUCE)」を開店されました。
また、2005年には、フランスで創設されたパティシエおよびショコラティエが組織する協会である「ルレ・デセール」に入会を果たされています。
パティスリー&カフェ デリーモ(Patisserie & Cafe DEL’IMMO) デリーモ
同率の第7位は、「パティスリー&カフェ デリーモ(Patisserie & Cafe DEL’IMMO)」さんです。
デリーモの説明
キャラメル風味のブロンドチョコレートに、ヘーゼルナッツと店舗で抽出する香り高いエスプレッソを使用した濃厚なケーキ。
お値段は、734円(税込)となっています。
商品名に店名を使用した、デリーモを代表するケーキで、美味しさの期待が高まります!
デリーモの断面、構成
(上)キャラメルブロンドチョコレートムース+コーヒースポンジ生地+ヘーゼルナッツのダックワーズ生地(下)
デリーモを食べての感想
キャラメル風味のブロンドチョコレートは苦みよりもチョコレートのカカオの味わいに加えて、甘みが強調されていて、入りとしではいい形です。
一方で、スポンジ生地は、「エスプレッソ」のキレのある苦味が加わっていてこちらはビター感が強いです。
その緩急のつけ方は「デリーモ」の店名を冠したケーキにふさわしいものになっていました!
少し苦めのケーキなので、甘いのが少し苦手または、男性にも美味しく食べられると思います。
「パティスリー&カフェ デリーモ(Patisserie&Cafe DEL’IMMO)」さんについて
ショコラティエである「江口 和明」さんがシェフパティシエを務めるショコラ専門店で、チョコレート素材を活かした数々のスイーツや季節の素材を活かしたオリジナルメニューが楽しめます。
お店は目白や東京ミッドタウン日比谷を含め都内に5店舗、京都、梅田、神戸にそれぞれ1店舗づつあります。詳細は公式HPを参照してください。
公式HP:http://www.de-limmo.jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/de_limmo/
「江口 和明」シェフについて
製菓専門学校を卒業後、「渋谷フランセ」に入社され、 その後、東京、神戸の高級チョコレート専門店にて研鑽を積まれました。
「デルレイ」のベルギー本店で研修後、 日本の「デルレイ」のシェフに就任されました。
その後は、「デカダンスドュショコラ」等、販売から製造を一手に統括された後、2013年のデリーモブランド立ち上げ時よりシェフパティシエ/ショコラティエに就任されています。
「江口 和明」シェフのオフィシャルサイト:http://kazuakieguchi.com/
パティスリートレカルム(Patisserie TRES CALME) モンブラン
同率第7位は、「パティスリートレカルム(Patisserie TRES CALME)」さんです。
モンブランの説明
『栗嫌い』のシェフが、自分でも食べられるようにと、栗の風味を主役というよりわき役に添えたお店のスペシャリテで、棒状のメレンゲが目印。
この形ですぐに「パティスリートレカルム(Patisserie TRES CALME)」さんのケーキだとわかりますね。
お値段は、520円となっています。
モンブランの断面、構成
(上)棒状のメレンゲ+マロンクリーム+カシスクリーム+生クリーム+クルミのビスキュイ生地(下)
モンブランを食べての感想
まず目をひくのは、コーヒーとクルミのパウダーと卵白を7~10時間かけて焼いた棒状のメレンゲ。
従来のモンブランでは土台に使われていたものをトップの飾りにしたというのは斬新です。
気になるお味ですが、シャリシャリとした食感で、甘くて香ばしい味わいです。
中に入っている酸味のあるカシスのムースが、栗の風味と合わさり、従来のモンブランにはない味わいを表現しています。
栗の主張が強くない分、カシスムースや生クリームなどと、ちょうどいいバランスになっていてクセのない食べやすさになっていました!
「パティスリートレカルム(Patisserie TRES CALME)」さんについて
文京区千石にあるこちらのパティスリーは、食べログの『スイーツ百名店Tokyo2019』に選出された都内でも指折りの名店です。
最寄駅は都営三田線「千石駅」です。
駅を出て、千石一丁目交差点から一本入った静かな場所にお店はあります。
フランス語で『穏やかに』という意味の店名の通り、白を基調としたとても落ち着いた外観です。
またイートインスペースとして、店内には10席が用意されていて、ゆっくりとしたひとときを過ごすことができます。
店名:パティスリートレカルム(Patisserie TRES CALME)
住所:東京都文京区千石
営業時間:10:00~19:30
定休日:不定休(HP参照)
電話番号:03-3946-0271
公式HP:https://www.tres-calme.com/
公式Facebook:https://www.facebook.com/trescalme.jp/
ブロンディール(Blondir) デリスピスターシュ
同率第7位のお店は、石神井公園の「ブロンディール(Blondir)」さんです。
デリスピスターシュの説明
ダックワーズにフランボワーズとピスタチオのクリームを組みわせたケーキです。
デリスピスターシュの断面、構成
(上)ラズベリー+ピスタチオのクリーム+フランボワーズのジュレ+ピスタチオのクリーム+ダックワーズショコラ(下)
デリスピスターシュを食べての感想
ピスタチオのクリームはペーストを使っているので、重厚なピスタチオの風味が感じられ、これが最後までその他の部分の味を引っ張っているように感じられます。
フランボワーズのジュレの爽やかさはその重たさを和らげてくれていて、食べている途中の飽きをこさせないように工夫がなされていました。
ピスタチオを強烈に意識しているケーキで、ピスタチオ好きにはたまらない味わいのケーキですね!
「ブロンディール(Blondir)」さんについて
石神井公園にあるこちらのパティスリーは、食べログの『スイーツ百名店Tokyo2019』に選出された都内で名のあるお店です。
「藤原 和彦」さんがオーナーパティシエを務められています。
最寄駅は西武池袋線「石神井公園駅」です。
駅の西口より徒歩約15分です。
店名:ブロンディール(Blondir)
住所:東京都練馬区石神井町4-28-12
営業時間:10:00~20:00、土日祝は10:00~19:30
定休日:水曜日
電話番号:03-6913-2749
公式HP:https://www.blondir.com/
「藤原 和彦」シェフについて
高校生の時に地元の洋菓子店でアルバイトを始めたのが、パティシエ人生の始まりです。
「アンジェリーナ」銀座店などで活躍後、ロレーヌ地方へ渡仏されてました。
2004年に独立し、ふじみ野に「BLONDIR」を開店。その実力は全国のスイーツファンの間で広く知られるようになり、そしてこちらの場所へ移ってこられました。
パティスリー リョーコ (PATISSERIE RYOCO) ジャポネ
最後の同率第7位のお店は、高輪の「パティスリー リョーコ (PATISSERIE RYOCO)」さんです。
ジャポネの説明
苺と生クリームをたっぷりと使った、その名の通り日本生まれのショートケーキを表現したアントルメです。
マシュマロがトッピングされているのが、特徴の一つです。
ジャポネの断面、構成
(上)苺+生クリーム+スポンジ生地+苺のジュレ+生クリーム+スポンジ生地+苺のジュレ+生クリーム+スポンジ生地(下)
ジャポネを食べての感想
生クリームの甘み、甘酸っぱい苺という最高の組み合わせのケーキでした!
「パティスリー リョーコ (PATISSERIE RYOCO)」さんについて
最寄駅は都営地下鉄浅草線「高輪台駅」で、駅より徒歩5分の場所にあります。
店名:パティスリー リョーコ (PATISSERIE RYOCO)
住所:東京都港区高輪3-2-8
営業時間:12:00~17:00(予約制、予約はHPから)
定休日:不定休(HP参照)
電話番号:03-5422-6942
公式HP:https://ryoco.jp/
スイーツ好きが厳選したパティスリーとそのお店のスペシャリテでした
生粋の甘党が選んだお店なので、スペシャリテだけでなく、これら以外のケーキどれもがとても美味しく、食べるは十分にあります。
この記事を参考に、気になったお店へ是非、足を運んで、ケーキを存分に味わってみてください!