今まで食べたケーキの中で、最も美味しい!と感じたケーキをつくっているパティスリーが埼玉にあります。
そのパティスリーとは、川口市の「シャンドワゾー(Chant d’Oiseau)」さんです。
スイーツ会ではお店のケーキは何回か食べたことがあったのですが、今回初めてお店の方へ行ってきました!
「シャンドワゾー (Chant d’Oiseau)」さんのケーキ
定番のものから期間限定のケーキ、アントルメ、マカロンなどが並んでいますね。
ミゼラブル 491円(税別)
フランス産の発酵バターのみを使用し、ブルターニュ産の海塩とラムレーズンをアクセントにしたベルギーの伝統菓子。
シャンドワゾーのスペシャリテです。(商品POPより)
甘党が選ぶ「THE BEST OF PATISSERIE 2019」に選出
『スイーツを語らせたら右に出るものはいない』という方々の投票において、2019年、最も美味しいケーキが食べられるお店ということで、第3位に見事選ばれました。
ミゼラブルの側面、構成について
構成:(上) バタークリーム+アーモンドのダックワーズ生地+
バタークリーム+アーモンドのダックワーズ生地+ラムレーズン入りバタークリーム+アーモンドのダックワーズ生地(下)
ミゼラブルを食べての感想
前回、このケーキを食べたのは、2017年になるのですが、食べたときの味わいが今でも強烈に残っています。
使用しているのが、高級な発酵バターということもあって、食べ進めていても全くもっさりしておらず、海塩の塩気もアクセントになり、絶品の美味しさとなっています。
そして、ラムレーズンの芳香な風味とレーズンの果肉の食感も、バタークリームととても相性がよく、食べやすくしてくれていました。
そこにアーモンド風味が豊かなダックワーズ生地のしっとりとした食感がバタークリームやラムレーズンを包み込んでくれて、全てを一緒に食べるとこの上ない美味しさが口の中に広がってきます!
このレーズンバタークリームだけを販売して欲しいくらいの美味しさとなっていて、パンにぬって食べたら最高だろうな-、と感じました。
トロワショコラ 491円(税別)
ビター、ミルクの2種類のムースショコラとショコラの生地を重ね、ホワイトチョコレートのクリームを絞った軽くて食べやすいチョコレートケーキです。(商品POPより)
オーナーである「村山 太一」さんがベルギーで修行されていたことからこちらもスペシャリテのようなものですね。
トロワショコラの断面、構成について
構成:(上)アーモンドやマカダミアナッツなどのナッツ類+ホワイトチョコのクリーム+グラサージュヌガー+ミルクムースショコラ+チョコスポンジ生地+ビタームースショコラ+チョコスポンジ生地(下)
ほぼ全ての部分にチョコレートを使っていて、『theチョコレートケーキ』です。
トロワショコラを食べての感想
ホワイトチョコクリームは他の層とは違って、生クリームのような軽さもあり、甘みの方が勝っていて、一番上にあることから最初に口にするにはピッタリです。
周囲のグラサージュショコラについては、この商品の注目ポイントと言ってもいいかもしれません。
ショコラの少しビターな風味に、グラサージュのザクザクとした食感がとても楽しく、ほかのケーキではこれは見たことがないです。
ミルクムースショコラは、水分が多めになっていて、ミルク特有の軽い感じで、こちらも甘さが強いものです。
これと違うのは、ビタームースショコラ。
水分多めのムースにビター感がしっかりと味わえ、ミルクムースショコラやホワイトチョコクリームと一緒に食べると苦みがちょうどいい具合になりました。
「村山」シェフがベルギーで修行されていたこともあり、クリーム、ムース、スポンジと様々なアプローチから『チョコレートの苦み、風味など』を表現されています。
なんといってもグラサージュがインパクトがあって美味しかったです!
モンブラン 547円(税別)
サクッとと軽いメレンゲをイメージしたサブレに生クリームと香り高い和栗たっぷりのクリームを絞りました。栗の渋皮煮がまるごと入っています。(商品POPより)
外観は一般的なモンブランのようですね。
モンブランの断面、構成について
構成:(上)マロンクリーム+生クリーム+栗の渋皮煮+ジェノワーズ生地+サブレ生地(下)
モンブランを食べての感想
マロンクリームはねっとりと舌の上で残り、そのため栗のコクや味わいがじんわりやってきます。
生クリームは無糖でその自体がマロンクリームをひきたてる役割になっています。
その下にある栗の渋皮煮はまるごと入っていることから外周部のマロンクリームとは違い、栗感を存分に味わえのが嬉しかったです。
ジェノワーズ生地とサブレ生地はしっとりとしていてともに水分を多めなので、マロンの味わいを邪魔せずに土台としてまとめられていました。
食べてみて感じたのは見た目以上にボリュームがあったことです。
この満足感でこの値段は非常に嬉しい点ですね!
フレジエ 538円(税別)
コクのあるクレームムースリーヌとゴロゴロ入ったみずみずしいイチゴが相性抜群の、苺が主役の季節限定商品です。(商品POPより)
この時期といえば、苺。
苺と言えば、フレジエ、まさにこの時期だけしか味わえないケーキ。
ちなみに販売時期は、公式Facebookには2016年ですと5月まで販売されていました。
フレジエの側面、構成について
構成:イチゴ+イチゴジャム+ジェノワーズ生地+イチゴ、クレームムースリーヌ+ジェノワーズ生地(下)
フレジエを食べての感想
イチゴの味わいは一番に上に乗せられた果実よりもその下に塗られジャムの方が濃厚になっています。
そこにジャムの中には、種が入っているので、そのプチプチ食感がアクセントになっていて面白いですね。
クレームムースリーヌは水分が多めになっていて、カスタードのコクが主役になっています。
また、バタークリームのゴワゴワとした感じはなく、食べやすいものになっていました。
クレームムースリーヌのカスタードのまろやかさに、イチゴの酸味やトップのジュレが最後まで残り、この時期しか食べることのできないケーキを堪能することができました。
ピスターシュフランボワーズ 528円(税別)
ピスタチオを随所に使い、そこのフランボワーズのジュレを加えた限定のムースケーキです。
手書きのPOPは限定商品の証、これは食べないとということで購入!
ピスターシュフランボワーズの側面、構成について
ピスターシュフランボワーズの側面
構成:(上)ピスタチオの生クリーム+ピスタチオのペースト+ピスタチオのビスキュイ+ピスタチオのクリーム+フランボワーズのジュレ+フランボワーズのムース+ピスタチオのビスキュイ+ピスタチオのクリーム+ピスタチオのスポンジ生地(下)
ピスターシュフランボワーズを食べての感想
最もピスタチオの豆感が強いのは、トップのペーストの部分になります。
水分は少なめで、固めになっていてよりピスタチオの風味が感じられます。
次いで、優しくしっとりとしたピスタチオのビスキュイ、水分多めのなめらかさのあるクリームと、ピスタチオの味わいの変化が飽きがこなくていいですね。
それに甘酸っぱさが印象的なフランボワーズのジュレやムースがピスタチオをより引き立ててくれています。
ジュレの中に使われている種の食感もアクセントに。
最後にピスタチオのスポンジが水分少なめで、がっちりとしていかにも土台といったもので全体をまとめてくれていました。
フランボワーズの独特の甘酸っぱさをピスタチオの優しさが包み込み、まさにピスタチオケーキを主張しているそんなケーキでした。
ピスターシュグリオット
ピスタチオにバタークリームを混ぜ込み、グリオットチェリーを使ったケーキです。
ピスターシュグリオットの側面、構成
構成:(上)ピスタチオのジョコンド+ピスタチオバタークリーム+グリオットチェリーのクリーム+スポンジ生地(下)
ピスターシュグリオットを食べての感想
まずは主役のピスタチオのバタークリームは、ピスタチオの香ばしさが口に広がり、上質で濃厚なバタークリームと相性が良かったです。
グリオットチェリーのクリームは、チェリーの果肉は酸味しっかりで、果肉の食感もあって、小気味良いアクセントとしてはたらいています。
底にはしっとり感がたっぷりのスポンジ生地で、これがうまくケーキ全体をまとめあげていました。
「シャンドワゾー (Chant d’Oiseau)」さんの焼き菓子、パン
マドレーヌ、フィナンシェ、パウンドケーキなどたくさんありますね。
最近はパティスリーでもパンを販売されているお店も多いですよね。
・クロワッサン 213円(税別)
・クロワッサン ア・ラ・クレーム 315円(税別)
こちらは注文してから用意してもらえるそうです。
・パン ド ミ 334円(税別)
・パン オ ショコラ 241円(税別)
など割と種類は豊富にあります。
「シャンドワゾー(Chant d’Oiseau)」さんについて
埼玉県の川口市にあるこちらのお店は、 食べログの『スイーツ百名店EAST2020』に選出され、【埼玉県】×【洋菓子】で第3位(2020年2月29日)に位置するパティスリー、ショコラトリーです。
また、アイスとチョコレート専門店「シャンドワゾー グラシエ ショコラティエ(Chant d’Oiseau GLACIER CHOCOLATIER)」さんを徒歩1分のところに、2017年9月16日にオープンされています。
こちらではイートイン限定メニュー以外にも、「シャンドワゾー(Chant d’Oiseau)」さんで購入したケーキも持ち込んでイートインすることも可能です。
そちらでいただいた期間限定メニュー「ナポレオンパイ」を紹介していますので、こちらもご覧ください。(2020年2月24日にいただきました)
お店へのアクセスについて
最寄り駅はJR京浜東北線「川口駅」です。
駅の改札口を出て、東口へ向かいます。
東口を出て、ペデストリアンデッキからそごう川口店の入口の前を目指します。
入口の左の道を進み、ペデストリアンデッキを降りて、そのまままっすぐ進みます。
幸町小学校西交差点の右を曲がり、交差点を2つ過ぎてしばらく進むと白色の外観の建物が見えてきて、こちらのお店になります。
外観は白色を基調としてとても明るい雰囲気がただよいますね。
お店の住所、営業時間、定休日、公式メディアなどについて
店名:シャンドワゾー(Chant d’Oiseau)
住所:埼玉県川口市幸町1-1-26
営業時間:10:00~20:00
定休日:不定休(詳細については公式Facebookをご覧ください)
電話番号:048-255-2997
地図:https://yahoo.jp/2D3Syl
公式HP:https://www.chant-doiseau.com/
公式Facebook:https://ja-jp.facebook.com/patisserie.chant.doiseau/
公式Instagram:https://www.instagram.com/chant_doiseau_/?igshid=chb8
「村山 太一」シェフについて
「シャンドワゾー(Chant d’Oiseau)」のオーナーパティシエを務められているのは「村山 太一」さんです。
埼玉県春日部市の「パティスリー シェーヌ(PATISSERIE Chene)」、浦和の「アカシエ(Acacier)」でそれぞれ勤められたあと、ベルギーへと渡られました。
ベルギーでは「Patisserie Yasushi Sasaki」をはじめ、老舗のショコラトリーで腕を磨かれました。
帰国後、2010年にこちらの「シャンドワゾー(Chant d’Oiseau)」をオープンされました。
そして、2017年には、「シャンドワゾー(Chant d’Oiseau)」から徒歩1分のところに、アイスクリームとショコラの専門店である「シャンドワゾー グラシエ ショコラティエ(Chant d’Oiseau GLACIER CHOCOLATIER)」を開店されました。
『美味しいお菓子を食べて貰いたい』という「村山」シェフの至極のスイーツを「シャンドワゾー(Chant d’Oiseau)」さんで
『子供の頃からお菓子を作るのが大好き』という「村山 太一」シェフが作り出すスイーツはケーキ、焼き菓子、チョコレート、そのどれもが美味しく、お求めやすいものばかりです。
こちらで購入したケーキを「シャンドワゾー グラシエ ショコラティエ(Chant d’Oiseau GLACIER CHOCOLATIER)」のイートインスペースでいただくことができるので、ケーキを購入ついでにこちらにも訪れてみてください!
「シャンドワゾー グラシエ ショコラティエ(Chant d’Oiseau GLACIER CHOCOLATIER)」さんへのアクセスや取り扱い商品などについてはこちらの記事を参照してください。
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