お店の情報
店名:BLANCHE(ブランシュ)
住所:兵庫県尼崎市武庫之荘1-9-6 グランデル武庫之荘1階
アクセス:阪急神戸本線「武庫之荘駅」から徒歩約3分
営業時間:スイーツコース(10:00、12:00、14:00、16:00)、テイクアウト(10:00~18:00)
定休日:月火曜日
予算:1,000円~
お席:カウンター席(完全予約制デザートコース)
個室:無し
貸切:不可能
喫煙可否:完全禁煙
駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)
電話番号:080-5054-8000
公式Instagram:@blanche84c
公式HP:https://blanche-confiture.com/
予約ページ:https://www.tablecheck.com/shops/blanche/reserve
食べログ
Googleマップ
「BLANCHE(ブランシュ)」さんは、フルーツコンフィチュールを使ったスイーツ専門店でデザートコースも楽しめる
「BLANCHE(ブランシュ)」さんは2023年9月にオープンした、『コンフィチュールをベースにしたスイーツ』をテイクアウトできるスイーツ専門店。
コンフィチュールとは、新鮮なフルーツを贅沢に使って煮詰めたフルーツソースのようなもの。
さらに農家さんからの直接仕入れた旬のフルーツを使った、完全予約制スイーツコース(アシェットデセールコース)を落ち着いた上質な空間で楽しめます。
スイーツコースの充実ぶりに感動、何度か通っています。
ちなみにパティシエさんは専門学校を卒業後、フリーランスパティシエを経て、りんご飴でちょっと有名な方です。
デザートコースの予約はこちらから
コースの予約はこちらのページから行え、月によって内容は異なるのでコースに関する詳細は、インスタグラムで確認してください。
クリスマスの時期には一週間限定で特別コースを提供される予定だそうです。
お店の外観
阪急神戸本線「武庫之荘駅」から徒歩約3分、駅北口のロータリー北東の道を少し北に進んだ右手にお店はあります。
マンションの一階、美容室の隣が店舗で全面ガラス張りとなっていてショーケースが見えます。
お店の内観
お店に入るとテイクアウトスイーツが並んだショーケースが置いてあります。
ショーケースの中にはコンフィチュールやフルーツを盛り付けたシュークリーム、パウンドケーキなどが入っていました。
焼菓子はアーモンドと焦がしバターを合わせたフィナンシェもあり、こちらも手土産にぴったりですね。
一面を見渡してもデザートコースを楽しめるお席が見つからず。
奥の一見すると棚にしか見えないところがデザートコースを楽しめる場所への入口。
店員さんから聞かないと全く分からなかったです。
扉を開けるとわずか8席のみのカウンター席が広がり、上質な空間となっています。
照明にもこだわっていて綺麗に写真が撮れるように一つ一つ向きが異なっているとのこと。
上質、非日常空間でデザートコースを
今までで二回行っています。
BLANCHE_アシェットデセールコース(第二回イチゴ、2024年4月)+オリジナルフルーツサンド 5,500円(税込)
二回目に伺った時はイチゴの食べ比べが楽しめるコースでした。
この日の品種は紅ほっぺ(左)、淡雪(中央)、はるひ(右)で多くのパティスリーやレストランに卸しておられる三重「完熟クラフト苺BERRY」さんから仕入れたもの。
各イチゴには以下のような特徴があります。
・紅ほっぺ:甘味が強く酸味もやや強め
・淡雪:酸味が控えめで甘さをしっかり感じられる
・はるひ:酸味は少なめ。香水のようなアロマが香る
まずはドリンクをチョイス、アールグレイのアイスにしました。
芳醇なアールグレイの香りがイチゴの風味を引き立ててくれます。
フランクフルト
使用するイチゴは紅ほっぺと淡雪の二種類。
イチゴをビーツを使ったソースにたっぷりと漬け、ごま油でカラッと揚げます。
そして4種のベリーソース(イチゴ、フランボワーズ、グロゼイユ、ブルーベリー)とディプロマットクリーム(カスタードクリームに生クリームを合わせたもの)を塗ったプレートの上に盛り付け。
一品目からフルーツを油で揚げるという提供スタイルに驚き!
香ばしいごま油の香りに、みずみずしいイチゴの味わいそこにまろやかなディプロマットクリームそして様々な酸味が入り乱れるベリーソースが見事にマリアージュされ斬新な味わい。
イチゴのカルパッチョ仕立て
使用するイチゴは紅ほっぺとはるひ。
スライスしたイチゴにバルサミコ酢、アップルビネガー、バニラを混ぜたソースをかけます。
イチゴ自身の酸味にソースの酸味が重なりますが、不思議と酸味が強くなく同時にバニラの芳醇な香りが口の中に広がります。
イチゴのクロッタン(CROTTIN)
パティシエさんの修行先・フランス「Patisserie Jacques(パティスリー ジャック)」さんで販売されているお菓子からインスピレーションを受けた一品。
クロッタンは日本語で『羊の糞』という意味であまり食品には合わないネーミング(笑)
粉不使用のビスキュイショコラの間に、フランス・ヴァローナ社のカカオ分の高いミルクチョコ「バイベラクテ」とベリーのような風味のビターチョコレート「マンジャリン」を使ったクリームを絞り周囲にメレンゲを飾り付け最後にイチゴをのせてあります。
そしてイチゴとジャスミンのソースをかけて提供。
口の中に最初に感じるのはショコラクリームの濃厚なビター感、そしてイチゴの淡い酸味そこにアクセントになってくるのが、メレンゲに忍ばせたジャスミンティーの香り。
オリジナルフルーツサンド
コースの〆は、旬のフルーツから数種類選んでオリジナルのフルーツサンド作りを楽しめます。
さらに6種類のコンフィチュール(伺った時は、デコポン、4種のベリー(一品目で使用)、りんごシナモン、りんご、デコポンとカモミール、イチゴ)から二種類、クリームを二種類選べます。
パンはお店で焼き上げたブリオッシュ生地でバターの香りがしっかりと感じられます。
フルーツはイチゴに、マンゴー、キウイ、マスカットと選びました、色鮮やかですね。
バターの香りに卵の風味がリッチなブリオッシュにみずみずしいフルーツの数々、コンフィチュールとクリームをたっぷりとのせて、こんな贅沢なフルーツサンドを食べるのは初めてです。
アシェットデセールコース(2023年9・10月イチジク) 3,500円(税込)
伺ったのは2023年9月、旬のイチジクを楽しめるコース内容でイチジク好きなのでとても嬉しい!
まずはドリンクを選びます。
紅茶がウリのようで季節のフレイバーティーであるスウィートホワイトピーチにしました。
甘い果汁をたっぷり含んだみずみずしい白桃を使用、一口飲むと香りがふわっと広がってリラックスできました。
黒イチジク、白イチジクそしてほとんど市場には出回らないグリーンイチジクの三種類のイチジクを使ったコースになっていました。
糖度が低い順に白イチジク(約10度)、黒イチジク(糖度18度)、そしてグリーンイチジク(糖度20度越え)、イチジクの糖度は16度あると甘いらしくて黒イチジクとグリーンイチジクは甘い方の部類になります。
イチジク3種食べ比べ
コースのスタートは和歌山県産の白イチジクはコンフィチュール、黒イチジクはドライにした状態、グリーンイチジクはカットしてフレッシュな状態で食べ比べ。
食べる順番はグリーンイチジク、白イチジク、そして黒イチジク。
グリーンイチジクは、甘さが控えめでジューシーな果肉の食感、イチジクを食べてるという感覚です。
白イチジクは甘さが口の中に広がってきます。
そして黒イチジクはプチプチとした食感にスパイスがアクセントになって、イチジクのいろんな表情を感じることができました。
モッツアレラチーズのソルベ
モッツアレラチーズのソルベにイチジクとラズベリーコンフィチュールをトッピング。
チーズのまろやかなコクにラズベリーの酸味にイチジクの香りが広がります。
ほうじ茶とイチジク、ヘーゼルナッツ、和栗モンブラン
グランデセールは『秋の訪れ』をテーマにした和栗モンブラン。
構成は
・パスタフリット
・ほうじ茶パウダー
・ほうじ茶メレンゲ
・ヘーゼルナッツシャーベット
・ヘーゼルナッツ
・黒イチジク
・発酵生クリーム
・白イチジクのコンフィチュール
・ほうじ茶チュイール
イチジクに和栗、ほうじ茶と和の素材を合わせたメインデザートメニュー。
チュイールは小麦粉・砂糖・バター・卵白・スライスアーモンドなどをオーブンで薄く焼き上げたクッキー、さくさく食感でその上にいろんな素材が重なり食べ合わせを楽しめます。
ほうじ茶特有の香りに舌触りの良い熊本県産和栗のモンブラン、コリコリ食感のヘーゼルナッツ、クレームエペスという発酵生クリームのコク。
そしてイチジクの味わいが複雑に混ざり合い美味しい。
またクミンで味付けしたパスタフリットの塩っ気がこれまた良かったです。
シンプルなイチジクの食べ比べから始まり、いろんな食材とのマリアージュを楽しめる大満足のコースでした。
まとめ
「BLANCHE(ブランシュ)」さんは、若手パティシエさんによるその時期旬のフルーツを使ったデザートコースを非日常の空間で楽しめるお店。
砂糖の甘さを控え、フルーツの良さを最大限に引き出したコンフィチュールにフィナンシェ、生ケーキなどテイクアウトも可能、デザートコースを楽しんだ後にお土産を買うことができます。
※お店情報やメニューなどは、当ブログ掲載時のものです。
ご不明な点はお店へご確認いただけますようお願いいたします。
なお、ブログ掲載の画像の無断使用は固くお断りさせていただいております。
※当ブログの情報に誤りがある場合、お手数ですがお声かけいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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