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谷中の「パティシエ ショコラティエ イナムラショウゾウ(PATISSIER CHOCOLATIER INAMURA SHOZO)」の20種類のケーキを大紹介(その1)

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東京都、谷中の日暮里駅から徒歩圏内に食べログ『東京都』×『チョコレート』ランキングで『全国8位』(2020年1月8日現在)に位置する大人気のショコラトリー、パティスリーがあります。

そのお店は「パティシエ ショコラティエ イナムラショウゾウ(PATISSIER CHOCOLATIER INAMURA SHOZO)」さんです。

今回は、お店についてと、20種類のケーキを食べた中で、是非、読者の方にオススメしたいケーキの一部を紹介していきたいと思います。

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「パティシエ ショコラティエ イナムラショウゾウ(PATISSIER CHOCOLATIER INAMURA SHOZO)」

・お店について

先述の通り、食べログ『東京都』×『チョコレート』ランキング全538店の中、全国8位という順位に位置しています。(2020年1月8日現在)

また、【食べログスイーツ百名店2019】を受賞されています。

・お店の場所

お店の最寄り駅はJR各線、京成本線、 日暮里・舎人ライナーの「日暮里駅」です。

駅の西口から左手の歩道を進み、一筋目を左に曲がります。セブンイレブンのあるところなので、こちらを目印にするとよいと思います。

曲がって、しばらく進むと右手にお店がみえてきます。

赤地の幕に白文字で店名が書かれているので、これを目標にするとわかりやすいと思われますね。

・オーナーシェフ「稲村 省三」さんの経歴

早稲田調理師専門学校を卒業された後、「東京ヒルトンホテル」へ入社。

「東京ヒルトンホテル」退社後、欧州へ渡られ、スイス・ジュネーブのホテル「デ・ベルグ」、パリにある製菓店「エキュロイ」、「モデュイ」、「ダロワイヨ」といった名だたるお店で修行のかたわら、ルツェルンのリッチモンド製菓学校で学び、ショコラ科、アントルメ科を卒業し、さらにフランスのルノートル製菓学校では、あめ細工科を卒業され、様々な技術を身につけられています。

その後、研鑽を積むためコンクールに出場もされています。(詳細はのちほど)

1986年に帰国され、「株式会社ホテル西洋銀座」に入社されました。

その後、2000年11月には、上野桜木に「パティシエ・イナムラショウゾウ」をオープンし、

2008年2月には、 「ショコラティエ・イナムラショウゾウ」をオープン。

そして、2019年にはこれらの2店舗を統合し、「フランス菓子 パティシエ ショコラティエ イナムラショウゾウ」としてリニューアルオープン、オーナーシェフを務められています。

・「稲村 省三」シェフの賞歴

以下のような素晴らしい受賞歴があります。

1982年 シャルルブルーストコンクール  優勝

1993年 世界大会のクープ・ド・モンドに日本代表チームリーダーとして活躍、6位に入賞。

2009年 厚生労働大臣より卓越技能章・現代の名工に選ばれる。

2018年 一般社団法人 日本食生活文化財団 食生活文化賞を受賞。

・お店の情報など

店名:パティシエ ショコラティエ イナムラショウゾウ(PATISSIER CHOCOLATIER INAMURA SHOZO)
住所:東京都台東区谷中7-19-5
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜日・第3火曜日(月曜が祝日の場合は翌火曜日)
電話番号:03-3827-8584
地図:https://yahoo.jp/qergZM
HP:http://www.inamura.jp/index.html

「パティシエ ショコラティエ イナムラショウゾウ(PATISSIER CHOCOLATIER INAMURA SHOZO)」さんの食べるべきケーキについて

ドームショコラ

ドームショコラ

・ドームショコラの説明

こちらのプチガトーは、チョコレートムース、ヘーゼルナッツのクリーム、そしてシロップ漬けのチェリーを使い、外周部をチョコレートでコーティングした一品。

お店の人気1番手となっています!

チョココーティングがツヤツヤで、光を反射していて、光沢があるようにみえますね。

また、「令和元年」のチョコプレートがなんともプレミア感を出してますね。

・ドームショコラの構成

ドームショコラの断面

構成:(周囲)チョコレートコーティング+(上)チョコレートムース+シロップ漬けチェリー+ヘーゼルナッツのクリーム+スポンジ生地(下)。

・ドームショコラを食べての感想

外周部のコーティングされたチョコ、中のチョコレートムースなど、全てが違う濃さで、チョコの層ごとの風味の違いが楽しめるのがいいですね。

そこにヘーゼルナッツクリームのナッツの濃厚な味わいが美味しいです 。

使われている素材から『チョコ、一辺倒のケーキ』なのかなと思っていたのですが、実際に食べてみると、全くそうではなかったです。

シロップ漬けチェリーの酸味のある味わいが口内をリセットしてくれるので、最後まで飽きずにを楽しめる考えられたケーキに仕上がっていました。

ショコラドゥショコラ

ショコラドゥショコラ

・ショコラドゥショコラの説明

こちらのプチガトーは、フランス語で『ショコラドゥショコラ』、日本語では『チョコの中のチョコ』というまさにショコラティエ、「稲村 省三」シェフ渾身の一品で、お店の人気2番手となっています。

・ショコラドゥショコラの構成

ショコラドゥショコラの断面

構成:(上)チョコソース+チョコレートムース+コニャック入りのチョコガナッシュ+ガトーショコラ(下)

・ショコラドゥショコラを食べての感想

チョコレートムース、コニャック入りのチョコガナッシュ、ガトーショコラとケーキを構成する部分に共通して、カカオの苦味、ほんのりと甘味があります。

しかし、ムースはなめらかで、すーっと口の中で溶けて行く感じで、一方のガナッシュは舌の上で長く残っていて、チョコの余韻に長くひたれるのが嬉しい。

本当に最後まで濃厚なチョコの余韻を楽しめるような、そんな食感の変化を感じることができ、「稲村」シェフのショコラティエとしての凄さを実感しました!

チョコレートケーキ

チョコレートケーキ

・チョコレートケーキの説明

生チョコクリームとスポンジを使ったシンプルなプチガトーです。

・チョコレートケーキの構成

チョコレートケーキの断面

構成:(上)生チョコクリーム+スポンジ生地+生チョコクリーム+スポンジ生地+生チョコクリーム+スポンジ生地(下)

・チョコレートケーキを食べての感想

生チョコクリームは軽めの口触り、スッと消える滑らかなものになっていて、食べやすかったです

スポンジ生地はしっとりタイプで、甘さも少しありました。

これらの素材が交互に構成されていて、万人受けしそうなチョコレートケーキでしたね。

涙のしずく

涙のしずく

・涙のしずくの説明

ベルガモットを使ったガナッシュにレモンクリームを加えたその名を体で表した外観のプチガトーです。

光沢のあるその名のを表したかのような美しい形ですね 。

・涙のしずくの構成

涙のしずくの断面

構成:(上)チョコレートコーティング+レモンクリーム+チョコムース+チョコグラサージュ、マカロン(下)

・涙のしずくを食べての感想

チョコレートコーティング、中のチョコムースはなめらかな舌触りで、口溶けまろやかな仕上がりです。

一方、グラサージュはサクサクで、マカロンはサクっとしたものでその対比がうまく共存しており、それぞれのチョコレートの風味とともに楽しめます。

そこにレモンクリームの爽やかな酸味がアクセント。

全ての層を一緒に食べると、チョコレートの濃厚な甘さにレモンクリームのさっぱりとした風味が加わり、甘いだけでない、上品で特異的な味わいが美味しかったです!

特製苺ロール

特製苺ロール

・特製苺ロールの説明

お店特製の苺ジャムをジェノワーズ生地で包み、外側に生クリームを塗り、苺をのせたロールケーキです。

・ショートケーキの構成

特製苺ロールの断面

構成:(周囲)生クリーム+ジェノワーズ生地+苺ジャム(中心)

生クリームの代わりに苺ジャムを巻き込んだロールケーキは珍しい!

・ショートケーキを食べての感想

ジェノワーズ生地はロールケーキに一般的に見られる、ふんわりとした食感ではなく、割としっかりとした食感です。

この生地は柔らかいクリームやジャムとの対比となっていて楽しいです。

コクのある生クリームは乳脂肪分が高く、甘酸っぱい苺ジャムの味わいが際立っていて美味しかったですね。

ショートケーキ

ショートケーキ

・ショートケーキの説明

乳脂肪分50%の濃厚な生クリームや苺をふんだんに使った、万人受けするシンプルなケーキ。

・ショートケーキの構成

構成:(上)苺、生クリーム+スポンジ生地+苺と生クリーム+スポンジ生地+苺と生クリーム+スポンジ生地(下)

・ショートケーキを食べての感想

生クリームは約半分の乳脂肪を使っているといことで、ミルキーな優しい味わいが際立っていて、苺の甘酸っぱさの引き立ててくれていました。

繊細な食感のスポンジ生地自体の風味は控えめで、苺と生クリームが目立ったシンプルなショートケーキですね。

抹茶ショコラ

抹茶ショコラ

・抹茶ショコラの説明

宇治の抹茶とホワイトチョコレートを合わせたムースとチョコレートのムースで層をつくり、土台のマカロンに抹茶のガナッシュとチョコのガナッシュの2種類をサンドしたプチガトーです。

・抹茶ショコラの構成

抹茶ショコラの断面

構成:(上)抹茶チョコレート+抹茶とホワイトチョコレートのムース+抹茶ガナッシュ+チョコレートのガナッシュ+マカロン生地(下)

・抹茶ショコラを食べての感想

抹茶と濃厚なショコラの組み合わせが絶品ですね。

抹茶のガナッシュとチョコのガナッシュはともにザクザクとした食感です。

抹茶のガナッシュは深い味わい、一方のチョコガナッシュは苦味があって、甘さが抑えられているような印象です。

そのため、落ち着いたショコラケーキであると感じました。

利休

利休

・利休の説明

抹茶とホワイトチョコレートのムースの中にブランマンジェ(ミルクプリン)が入ったプチガトーです。

・利休の構成

利休の断面

構成:(上)抹茶とホワイトチョコレートのムース+ブランマンジェ(下)

この断面は美しいわー!

・利休を食べての感想

抹茶とホワイトチョコレートのムースは苦味と甘みが重なり、程よい甘さです。

それでいて、抹茶の風味も感じられる和風な味になっており、和を感じられますね。

このケーキの目玉である、ブランマンジェは喉越しも良く、歯がなくても飲み込めるようなぷるぷるさです。

このケーキは、抹茶の風味に加えて、その素材から暑い季節でも美味しく食べられるムースケーキですね。

プリン

プリン

・プリンを食べて

プリン、逆さから

甘味とともに卵黄のなめらかな風味がしっかりと感じられ、カラメルの苦味との相性も良いシンプルなプリンになっていました。

シュークリーム

シュークリーム

・シュークリームの説明

シュー生地にカスタードクリームと生クリームを挟みこんだ、あまり見かけない珍しいタイプのシュークリームです。

・シュークリームの構成

シュークリームの断面

構成:(周囲)シュー生地+(中)カスタードクリームと生クリーム

シュー生地と比較して、クリームがたっぷりなのが嬉しいですね。

・シュークリームを食べての感想

クリームを覆うシュー生地はしゅんわりとした食感です。

カスタードクリームはきめ細かく卵のコクのあるまろやかな舌触り。

一方の生クリームはミルキーで程よい甘さになっていて、この対比が食べていて、とても楽しいです。

食べ終えての感想は、シンプルながらしっかりとクリームの美味さが味わえるシュークリームといった印象でした。

「パティシエ ショコラティエ イナムラショウゾウ(PATISSIER CHOCOLATIER INAMURA SHOZO)」さんの他のケーキの食レポについてはこちらをみてください

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