私は市販のお菓子の中でも、かりんとうが大好きで、よくスーパーなどで買って食べています。
中でも「白かりんとう」は砂糖の素朴なあじわいや小麦の生地の旨味が味わえるので、こちらを頻繁に食べています。
そこで、どのような「白かりんとう」が人気なのか調べてみたのですが、
市販のものついては食べ比べした記事やサイトなどがそんなに見当たりませんでした。
そうゆうわけで、それなら自分が食べ比べて、比較しようということで、食べ比べてみました。
今回、食べ比べた「白かりんとう」はスーパー、ドラッグストアなどで購入できる比較的手に入りやすいPB商品に絞っています。
食べ比べた白かりんとうはこちらです
なお、順番は私が実際に食べて、美味しかった順にあげています。
①西友 みなさまのお墨付き 白かりんとう(140g)
白かりんとうで、堂々の1位に輝きました!

ごまの風味豊かな生地をカリッと香ばしく、白蜜で優しい甘さに仕上げました。
購入金額は92円(税別)です。
②生活志向 白かりんとう(135g)

白蜜にグラニュー糖をまぶした昔ながらのおいしさです。
購入場所は、いなげやで、価格は108円(税込)です。
③味好百菓 白かりんとう(120g)

生地に胡麻や小麦胚芽を加え、米油でカラッと揚げました。
購入場所は、マルエツで、価格は108円(税込)です。
④トップバリュー 米油で二度揚げし、香ばしい風味の白かりんとう(140g)

米油だけでカリっと二度揚げした、自家炊き白蜜仕上げ。
購入場所は、イオンで、価格は98円(税別)です。
⑤ローソンストア100 白かりんとう(120g)

三度揚げした生地に、上品な甘さの白蜜をからめました。
購入場所は、ローソンストア100で、価格は108円(税込)です。
以上の5種類の白かりんとうになります。
それでは各項目ごとに比べていきます。
内容量、原材料、栄養成分、製造メーカー
・内容量
①西友 みなさまのお墨付き 白かりんとう 140g
②生活志向 白かりんとう 135g
③味好百菓 白かりんとう 120g
④トップバリュー 米油で二度揚げし、香ばしい風味の白かりんとう 140g
⑤ローソンストア100 白かりんとう 120g
だいたいどの商品も120gから140gあたりの内容量になっていて、一袋でお腹いっぱいになるのは十分な量になっています。
・原材料名
①西友 みなさまのお墨付き 白かりんとう

砂糖(砂糖、水あめ)、小麦粉、植物油脂、ごま、脱脂粉乳(乳成分を含む)、卵黄粉末(卵を含む)、イースト、食塩/膨張剤、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
②生活志向 白かりんとう

小麦粉、砂糖、植物油脂(米油)、水あめ、脱脂粉乳、ぶどう糖、蜂蜜、イースト(パン酵母)、食塩
③味好百菓 白かりんとう

糖類(砂糖、ぶどう糖、水あめ)、小麦粉(国内製造)、米油、ごま、脱脂粉乳、ショートニング、小麦胚芽、全粉乳、イースト、食塩
④トップバリュー 米油で二度揚げし、香ばしい風味の白かりんとう

小麦粉、砂糖、米油、ぶどう糖、水あめ、ごま、脱脂粉乳、ショートニング、全粉乳、イースト、食塩、小麦胚芽
⑤ローソンストア100 白かりんとう

砂糖、小麦粉、植物油脂、水飴、酵母、小麦全粒粉、白ごま、しろしょうゆ(大豆を含む)、脱脂粉乳、食塩/調味料(アミノ酸等)
いずれの商品も甘さのもとになっているのは、砂糖や水あめなどの糖類で、粒状でかりんとうの表面にまぶされています。
③味好百菓と④トップバリューには、黄色のアンダーラインで印したように、小麦胚芽が入っているのが特徴。しかし、その独特の食感は感じることはできないほどで、入っている量は少ないと思われます。
また、⑤ローソンストア100には、しろしょうゆが入っていますが、その風味はあまりしませんでした。
このことから、どの商品も特に違いとなる味はせず、どれも同じ感じだという結論に至りました。
・栄養成分表示
名称 | ①西友 | ②生活志向 | ③味好百菓 | ④トップバリュー | ⑤ローソンストア100 |
エネルギー/kcal | 662 | 639 | 602 | 668 | 564 |
たんぱく質/g | 11.9 | 10.1 | 9.8 | 11.8 | 7.3 |
脂質/g | 23.7 | 24.8 | 26.7 | 25.3 | 19.9 |
炭水化物/g | 100.4 | 94.5 | 80.7 | 99.4 | 89.0 |
食塩相当量/g | 0.3 | 0.4 | 0.2 | 0.3 | 0.3 |
製造所 | 東京カリント㈱ | 金崎製菓㈱ | ㈱夏目製菓 | ㈱夏目製菓 | ㈱旭製菓 |
※140g | 135g/袋 | 120g/袋 | ※140g | 120g/袋 |
※①と④はパッケージの表示が100gあたりになっていたので、それぞれ内容量全ての量(140g)で換算を行いました。
カロリーについては、やはり内容量が140gと最も多い①と④がほぼ同じくらいで、662kcalと668kcalとなっています。
一方で、最も少なかったのは⑤のローソンストア100のもので、同じ120gの③と比較しても600kcalを下回っていて、そのほかのたんぱく質、脂質そして炭水化物も最も少ないものになっています。
これらのことから、がっつり甘いものでエネルギーを補給したいときは、①や④の白かりんとうを食べるのがよさそうですね!
5種類の白かりんとうをそれぞれ、食べ比べてみます
①西友 みなさまのお墨付き 白かりんとう


かりんとうの表面にはたっぷりと砂糖がまぶされていて、疲れたときの糖分補給にはぴったりでと思います。
かりんとう、一つ一つは通常のものよりも気持ち大きめで、黒かりんとうとほぼ同じくらい。

断面はこんな感じで、割と空洞が目立っています。
そのため、実際に食べても意外に軽やかな食感となっていて、食べやすいです。
そこにたっぷりの白蜜の甘さがたまりません。
また、胡麻の風味も強く、香ばしいものになっています。
たまに出会える白蜜のかたまりをかんだときのじわっと広がる蜜の甘み、これがもう最高に美味しいですね!
②生活志向 白かりんとう


西友のものと比較して、太さは少し細く、色味の若干白っぽく、白かりんとうぽいですね。
かかっている砂糖の量は同じぐらいかなと思われます。

食感はそこまで硬いものではなく、小麦の風味を味わえるものになっていました。
甘みも程よい感じで、シュガーの素朴な味付けです。
シンプルな上でその食べやすさから、2位に選びました。
③味好百菓 白かりんとう


かりんとうの色味は②生活志向に近い感じとなっています。
まぶされている砂糖は、大きめとなっており、甘みが十分に感じられます。

かりんとうの太さは今回、食べ比べた中でもっとも細く、食べごたえもあまりなかったです。
それゆえ、甘さがしっかりと味わえるのが特徴になっていました。
④トップバリュー 米油で二度揚げし、香ばしい風味の白かりんとう

かりんとうの色味自体は、①西友と②生活志向の間ぐらいかなと思われます。
まぶされている砂糖に関しては、細かいですね。

太さは③味好百菓よりは大きいのですが、①西友には及ばずです。

こちらも空洞が目立っていて、味わいについては食べていてクドさというものはなく、食べやすい部類に入ると思います。
⑤ローソンストア100 白かりんとう


こちらも色味は白っぽい感じです。
まぶされている砂糖はきめ細かいですね。

この白かりんとうは空洞は目立っていなく、生地のうまさが口の中に広がります。
また、甘みよりも胡麻の風味がやや強いかなと思われました。
市販のプライベートブランド(PB)の白かりんとうを食べ比べて
名称 | ①西友 | ②生活志向 | ③味好百菓 | ④トップバリュー | ⑤ローソンストア100 |
かりんとうの色味 | 濃い | 薄い | やや濃い | やや濃い | 薄い |
かりんとうの太さ | 太い | やや太い | 細い | 細い | 細い |
味わいの特徴 | 白蜜の塊により甘み | 小麦風味味わえる | 食べ応えはない | 食べやすい | 胡麻風味が強い |
感じられる。 |
かりんとうの食べ応えは、やはり太さに左右されると思うので、この点では①の西友のものがずば抜けてあります。
次にかりんとうには甘みがつきもので、こちらは砂糖などの糖類がかかわっており、これに関しては、①から⑤まで大差はないものになっていました。
ただ、個人的な意見としては、①の白蜜のかたまりがあるというのが、やっぱり美味しいと感じています。
その結果、今回、市販のプライベートブランド(PB)の白かりんとうを五種類を実際に食べ比べてみて、最も美味しいと感じたのは、①の「西友 みなさまのお墨付き 白かりんとう」です。
以上が、今回の食べ比べた結果になります。
個人的な見解で順位付けを行いましたが、市販の「白かりんとう」を購入される際に少しでも参考になればと思います。
かりんとうの定義や歴史についても記載します
かりんとうについてまだ、あまり知らないという方のために由来などについて書いておきたいと思います。(山脇製菓のHPより)
・定義について
小麦粉を主原料として水、酵母等を加え、練り合わせ熟成させた生地を棒状等に形成し、これを食用油脂で揚げた後にみつかけしたもの(これに砂糖等を付着させたものを含む)を乾燥させたもの又はこれに風味原料を加えたものをいう。
風味原料としては以下のものがあげられます。
牛乳、鶏卵、野菜、果実、胡麻、海藻類、豆類、茶及びコーヒー、ココア、並びにこれらの加工品、はちみつ、食塩、香辛料等味又は香りを付与するために使用する原料をいう。
・かりんとうの歴史について
諸説がありますが、有力なものとしてこちらがあります。
『奈良時代の遣唐使によりもたらされた唐菓子の中に、小麦粉を原料とした菓子があり、それがかりんとうの起源になったという説があります。』
そして、現在のようなかりんとうが登場するのは、明治8年(1875年)。浅草仲見世の飯田屋が、地粉を棒状にして油揚げし、黒糖を絡めたものを売り出しました。このときに、黒糖が使われた理由は、当時、白砂糖はとても高級だったため手に入りにくかったからです。黒糖の甘く素朴な味わいが好評を博し、庶民のお菓子として全国に広がっていきました。
と、その歴史は非常に長いことがわかります。
私も今回、調べるまで、こんなに歴史が長いことを知りませんでした。
この内容を見て、かりんとうについて知ってもらってから実際に、食べてもらえればと思います。
コメント